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覚え方と記憶のコツ

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覚え方がわかれば、英単語であれ世界史や日本史の年号・人名であれ、なんでも自在に記憶できるようになります。そのほか化学では元素記号だったり、数学の方程式であったり、語学の文法、年表、熟語、連語などなど、受験勉強に暗記は欠かせません。

効率的な覚え方をマスターするには、脳の特性を熟知することが大切です。
つまり「脳とは、どのようなものなのか」を理解することが、記憶力を上げるための大前提です。

それでは脳の特性とは、どのようなものなのでしょうか?
覚え方をマスターするまえに、このことを知っておきましょう。
  • 脳は忘れっぽくできている
  • 脳は興味のあることを記憶する
  • 脳は目立つものを覚える
  • 脳は気分が高まると記憶する
  • 丸暗記より、理解すると覚えられる

ざっとまとめると、こんなところでしょうか。
これらを読んで、まったくそのとおりだと感じた人は、資格試験や受験勉強での「覚え方」を知っている人です。

 


脳は、忘れることがデフォルトです。そうしないと脳がパンクしてしまいます。140億個もあるといわれる脳細胞ですが、見たこと聞いたことすべてを記憶していたら、5分ともたないといわれています。

不要な情報まで、律儀に記憶にとどめていたら効率が悪いわけです。ですから必要のない情報は捨てて、生きていくうえで大切な情報、重要な知識だけを長期記憶へと貯蔵するようになっています。

覚え方のコツの第一は、勉強したことを、いかにして脳に「重要な知識」と認識させるかです。そのための王道の方法は、復習することです。反復することによって、脳は重要なものだと捉えるので長期記憶へと昇格するのです。ですから「無味乾燥な事項」の場合は、1度やっただけで暗記できるほど、脳のしくみは甘くありません。

 


ただし、うまくいけば1度の学習で長期記憶へと昇格できる方法もあります。それが世にいう記憶術とか記憶法、暗記術といわれるものです。その最たるものが、「興味のあることは覚えやすい」ということです。

自分の興味のあることは、一度見ただけで脳裏に焼き付きます。
興味があるということは、その対象が「好き」ということです。好きだからこそ、その対象に多く接するので、ますます覚えやすくなる、ということも、もちろんあります。このザイオン効果の好循環を勉強に応用することは、かなり有効な覚え方です。

脳には、「目立つもののほうが覚えやすい」という特性もあります。
これを応用したものが、蛍光ペンや赤ボールペンで、受験参考書や教科書に線を引く方法ですね。ほかの箇所よりも目立たせることによって、自分の潜在意識にたいして、「ここは重要だよ」と訴えかけているわけです。

また、このようにペンで目立たせることによって、ざっと速読して流し読みしたときに、目に飛び込んできます。試験直前の最終チェックに重宝します。また赤ペンで塗りつぶせば、赤シートで隠すことによって見えなくすることもできます。これは多くの人がやっている、一般的な覚え方ですね。これも有効な勉強方法です。

そのほか重要なページの端を折ったり、付箋をつけるという方法も効果的です。とにかく目立たせることで暗記しやすくなるのです。当たり前のようですが、みんな知らずうちに実行していたわけです。

「目立たせる」ということを応用した方法として、場所や匂いを目立たせる手法もあります。暗記しているときだけ、ラベンダーやバラの匂いを嗅ぐのです。なんでもいいと思います。このことによって、試験会場などで匂いを思い出すだけで、芋づる式に記憶したことがよみがえってきます。これをプルースト効果といいます。

あるいは、ここぞという勉強のときだけ、特定の場所で学習するのです。その場所では、記憶学習以外はしないと決めるのです。そうするとテストのとき、その場所の光景を想像するだけで、記憶したことがよみがえってきたりします。これは海馬の場所細胞(場所ニューロン)の特性からいっても、能率的な勉強法だといえるでしょう。

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さらに脳には、「気分が高まると覚えやすくなる」という性質があります。
先ほどの「興味あることは覚えやすい」ということに似ていますが、少し違います。ここで言う「気分が高まる」というのは、一種の緊張感です。たとえば試験前。テスト直前になると、いつもより集中力が増して、なんだか記憶力がアップしたように感じたことはありませんか?

これは締め切り効果といわれています。”適度な緊張感”が扁桃体を活性化させるため、海馬の長期記憶化を促進しているのです。扁桃体は感情の起きる元であり、海馬は短期記憶を長期記憶に作り替える場所です。

このような”適度な緊張感”は、べつに試験前ではなくても、ふだんでも作り出すことができます。たとえば1時間だけ勉強すると決めて集中するのです。1時間でぜんぶやってしまおう!というのですから、あなたの脳細胞は最大限の力を発揮するようになるのです。

あのテレビドラマが始まる前に、テキストを2ページ読もうと決めると、普段よりも集中力や記憶力、理解力が上がるので、とてつもないスピードで速読できるはずです。じつは時間制限を決めて教科書などを読むことが、効果的な速読法だったりします。

ただし、以上述べたことは”適度な緊張感”です。
これが”過度な緊張感”となると話は別です。一字違いなので、気を付けて読まないとわからないほどですが、脳のなかでは正反対の現象が起きています。

適度な緊張感は効率的な覚え方として欠かせませんが、極端に緊張すると、かえって記憶力が低下してしまうのです。話すと難しくなりますが、コルチゾールというストレスホルモンが脳にフィードバックされ、海馬が打撃をうけるのです。海馬は記憶の管制塔ですから、ここがダメージをうめると記憶力が下がっても当然です。

その緊張感が「適度なもの」か、それとも「過度なもの」か・・・。
それが覚え方や学習効率に、大きな影響を与えます。たとえば試験前に、あまりに緊張しすぎると、テスト中に頭が真っ白になります。あるいは丸暗記主体のつまらない勉強方法をしていると、慢性的なストレスがかかり、それもコルチゾール分泌を促し、英単語や世界史の年号などを覚えづらくさせるのです。

 


最後に、覚え方のコツとして、脳は「丸暗記するよりも、理解したほうが記憶しやすい」という特性があります。

10歳くらいまでは丸暗記のやり方でもいいのですが、臨界期ということから考えて、それ以降はエピソード記憶が発達するので、理解中心の学習に切り替えたほうが、脳にとっては自然なのです。

中学生や高校生、大学生、あるいは社会人にもなって、いぜんとして丸暗記や単なる暗唱をしていると、それは、高い確率で慢性的なストレスになります。すると前述したようにコルチゾールが海馬にダメージを与えるので、長い目で見ると記憶力が低下していきます。覚え方としても失格なうえに、記憶力まで低下していってしまう危険があるのです。

そのほか効率的な覚え方として、声に出したり、できるだけ五感をつかったり、イメージとして覚える「右脳勉強法」といった方法もあります。でも結局は、今まで述べてきたことに、すべて当てはまるのです。声に出すということは、「目立たせる」ということであり、発声することで「気分が高揚」します。イメージすることで理解主体の学習になるし、感情移入することは、気持ちを高ぶらせることにもなるのです。




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【あとがき】
高校受験の理科の覚え方や、中学の社会(歴史)の記憶の仕方、あるいは古典の助動詞や漢文の暗記法など、多くの人が、いろいろな場面において記憶のコツや方法で悩んでいます。語学でいえば、英語のほかに韓国語の覚え方、あるいはフランス語、ドイツ語、イタリア語、中国語、スペイン語などの暗記法。一つの言語をマスターすることによって、その覚え方は、ほかの言語に応用がききます。ですから、いかに、まず1か国語を身に着けるか・・・ここがポイントになります。それさえできれば3か国語や5か国語を操るという芸当も可能といえます。
TOEICやTOEFLは一見、英単語や熟語など覚えることが多そうですが、本文でご紹介した方法を組み合わせれば、暗記しやすいと思います。そのほか汎化や分化といった手法もあります。汎化とは似たようなものは、一緒にしたほうが覚えやすいというものです。覚え方の一つとして知っておきましょう。発音が似たものでまとめて覚える。あるいは接頭語や接尾語で、共通するものを一緒に覚える。そうしたなかで、それぞれの違いが細かに認識できるようになります。これが分化です。ここまでくれば、かなりのエキスパートです。
そのほかにも、周期表の覚え方とか、イオン化傾向、元素記号、炎色反応、漢字、化学式、円周率、モールス信号を暗記したいという人もいます。こういった無味乾燥なものは、ひたすら繰り返すしかありません。これらに興味を持っている人、面白いと感じる人は、あまりいないでしょう。ですから反復して、脳に重要なものだと認識させるのです。また、声に出すことで、こういった無味乾燥なものは、記憶にとどまりやすくなります。耳から入ってきたものは、なぜか記憶しやすいのです。長期記憶の貯蔵庫の一つである「側頭葉」や、短期記憶をつかさどる「海馬(かいば)」と、耳は位置が近いからでしょうか。とにかく音読することは、かなり有効な覚え方であり、効率的な勉強方法です。だからといって、なんでもかんでも音読する人がいますが、それは違います。理解すべきところは速読をして、さっと流し読みすることが大切です。速く読むほうが理解力はアップするからです。ワーキングメモリにとどめておける時間は短いので、消えないうちに早読みをする、ということです。
そのほか、日本地図や世界地図の覚え方といったものもあります。これは比較的、イメージを使いやすいといえるでしょう。できるだけ図やイラストにしたほうが、右脳を使えるので覚えやすくなります。ですから、覚えようとするものは、図示できないか、階層構造としてまとめられないか、あるいは箇条書きにして「見た目にスッキリ」できないか、を試してみましょう。トニー・ブザン氏の開発したマインドマップも、視覚化することによって右脳や扁桃体を活性化させ、すみやかに長期記憶化することをねらった手法です。
記憶することは、そのほかに数学や公民、倫理、物理、科学などなど、たくさんあります。難関国家試験である司法試験では、弁護士になるために、大量の条文を記憶しなければなりません。また判例もあるでしょう。司法書士や行政書士、公認会計士、弁理士、税理士、宅地建物取引主任者、薬剤師国家試験、医師国家試験、看護師国家試験など、難関の関門を突破するときにも、このページで解説している「覚え方」の考えが役立ちます。
丸暗記することは、できるだけ避けなければなりませんが、どうしても丸暗記しなければならないときは、視覚化してみたり、声に出してみることが重要です。また時間制限によって「適度な緊張感」をつくり、最大限に集中力を高めた状態で学習すれば、記憶しやすくなるといえるでしょう。
そのほか漢字検定(漢検)の場合は、何度も目にしたり、声に出したりしても、なかなか定着しないかもしれません。そんなときは、何度も書き取りをすると効果的です。これは体が覚えるので、スポーツや武道といっしょで、「手続き記憶」となります。ほかの教科でも、できれば五感をフル活用したほうがいいのですが、それだと時間がかかるので、英単語の暗記など、どうしても書く必要がある場合にだけ書くといいと思います。