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英語の単語を覚えるには工夫が必要

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英語の単語を覚えるというと、中学生や高校生は、英単語帳を片手に、何度も繰り返し学習する方法が一般的です。あるいは、教科書に出てくる英単語をカードに写し取り、その裏に意味を書いて何度も見比べる方法などですね。

このように英単語とその意味だけを取り出して、「その組み合わせだけ」を反復しても、効果的な英語の学習にはなりません。様々なところで言われているので、頭では分かっていることと思います。英語の勉強にかぎらず、ドイツ語やフランス語、韓国語、イタリア語、中国語など語学学習においては、語彙だけを切り離すことは効率的ではないのです。

この方法では短期的には覚えることができても、あるいはテストではいい点がとれても、やがて忘れてしまう危険があります。またあとから脳内から取り出しづらいのです。

たしかに分離するという、英語の単語を覚える方法で、テストではいい成績を取れるかもしれません。偏差値もアップできるかもしれません。しかし将来、現地のネイティブたちと会話するようなとき、あるいはヒアリングが必要なとき、まったく役立たなかったりします。

多くの日本人が中学、高校、大学、あるいは高等専門学校(高専)などで長期間、英語を学んでいるにもかかわらず、英語の苦手意識がぬぐえないのは、勉強のための勉強をしているからです。英語の単語を覚える段階から修正が必要なのかもしれません。


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英単語とその意味という組み合わせだけでは、いざ思い出そうというときに、「手がかり」というか「取っ手」があまりありません。人の名前を思い出しづらいのも、同じことです。その人の容姿や雰囲気と、名前との間には何の関連性もないからです。手がかりが少ないのです。そのため顔は思い浮かぶけれど、誰だっけ?ということになるのです。

英語の単語を覚えるときに、単語と意味だけを「抽出」して、それだけを反復学習しても、同様の事が起こります。入試や中間・期末テストで、この単語の意味はなんですか?とか、綴りを書けという問題には強くなれるでしょう。テストでは親切に、「きかっけ」を投げかけてくれるからです。

しかし英文を速読する場合や、ネイティブの発言を聴き取る場合などには、ついていけないということになり、その結果、どうしても英語の苦手意識がぬばえてしまうのです。

英語の単語を覚えるコツは、思い出すときのことを考えて、あらかじめ「手がかり」つまり「取っ手」を多くして記憶することです。いいかえると、文脈のなかで覚えるということであり、類義語や反対語、関連語などをまとめて覚えるということです。

たとえば飛行機に関連する英単語なら、滑走路とか翼とか飛行場とか、そういった状況を「イメージ」し、まとめて一気に覚えていきます。自分なりの奇想天外な「ストーリー」を作り、そのなかで覚えると、一気に多くの英単語を記憶できるようになります。

このやり方は、インプットしやすいだけではなく、アウトプットもしやすい「英語の単語を覚える方法」です。思い出すときは、その奇想天外なストーリーを思い出すだけでいいのです。テストという「きっかけ」がなくても、いつでも脳内の記憶倉庫から引っ張り出してくることができます。ストーリーさえ忘れなければ・・・。ですから、うんと非常識な、奇想天外のストーリーに仕立て上げることがコツです。

このように、一つのシチュエーションを設定して、関連することを洗いだし、それを英語では何というのかを考えてみるのです。自分の興味のあることなら、なお覚えやすくなります。この英語の単語の覚え方なら、イメージと英単語が連結しているので、右脳を使った勉強法になり、脳科学的にも理にかなったやり方となります。

自分でストーリーを作るのが面倒という人は、たとえばイングリッシュアドベンチャーのように、わくわくするようなストーリーを読みながら、そこに出てくる英単語を覚えていくと、あとからストーリーを脳裏に浮かべるだけで、単語を思い出しやすくなります。
ストーリーという手がかりがあるからでしたね。

関連するシチュエーションでの、英語の単語を覚える方法も、ストーリーのなかで覚える方法も、どちらも右脳と左脳を両方活用した、全脳的な勉強方法といえます。言語はもともと左脳を使いますが、イメージを加えることで右脳も動員させているからですね。

 


よくある英語の単語の覚え方としては、英文といっしょに英単語を暗記する方法があります。英単語単体で覚えるよりは、英文に組み入れて覚えるほうが定着しやすいというわけです。

この方法は、いっけんストーリー記憶法と似ていますが、少し違います。英語の辞書に載っているような短い一文では、無味乾燥なことが多いのです。たった一文だけで、イメージがありありと浮かぶでしょうか?それでは意味記憶をエピソード記憶に転換する力が弱いのです。それよりは、わくわくした物語、つまりもう少し長い、奇想天外な文章のなかで覚えたほうが、右脳を最大限に活用した学習ができます。

長文に接したほうが、いろいろな言い回しや熟語、考え方なども学べるので、たったひとつの例文のなかで英単語を覚えるよりは、幅広い英語能力をつけていくことができます。

 


最後に英語の単語を覚えるコツとして、汎化と分化という考え方を知っておきましょう。汎化とは、似た者同士、関連したもの同士は記憶しやすいという脳の特性です。脳内では、軸索や樹状突起が連結してネットワークを形成しているので、同じ種類のものに電気信号が流れやすいのです。一つのニューロンは、数万個ものシナプスから信号を受け取っているといわれています。

たとえば英語のスペルで、接頭語や接尾語などが共通しているものを、まとめて覚える方法や、似たような意味の単語をまとめて覚えるやり方・仕方があります。「大きい」という言葉は、largeとかbigとかhuge、あるいはenormousなど、いくつかあります。これらは、まとめて一緒にしたほうが覚えやすいのです。これが汎化という特性です。

そして、このようにまとめて覚えてこそ、それらの違いが分かるようになります。この特性を分化といいます。まとめてこそ、ニュアンスの微妙な違いがわかるようになります。まとめて比較しないかぎりは、なんだか似たような単語という、漠然としたイメージだけがついてまわり、英語が苦手という状態から抜け出せなくなるのです。

英語の単語の覚え方は、テストや高校受験、大学センター試験対策を考えると、単語カードをつかったり、書き取りをしたり、あるいは単語だけを音読したりして、「反復」することは有効かもしれません。記憶は繰り返してこそ、短期記憶が長期記憶として定着するからです。

でも、この方法だと、入試試験で「質問」という手がかりがあってこそ、引き出すことができる類の知識です。テストで聞かれないと、アウトプットできないまま、ずっと脳内に眠ったままになることでしょう。

実際に使える英語を目指すのなら、思い出すときのことを考えて、できるだけ「きっかけ」が多くなるような記憶法を採用すべきです。それがシチュエーションを設定する記憶術だったり、ストーリーのなかで覚える暗唱法なのです。

シチュエーションのなかで英語の単語を覚える方法は、記憶の管制塔である海馬の特性とも合致します。海馬には場所ニューロンというものがあり、場所に結びつけると記憶しやすくなるのです。古代ギリシャ時代には、「建築的記憶術」というものがありましたが、場所と英単語を結びつける、この方法は、まさに英単語の記憶法の秘訣といえるのです。




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【あとがき】
英語の単語の覚え方を述べてきましたが、中学英語においては、単語と意味だけを覚える方法を否定しているわけではありません。というのは中学生は、まだ意味記憶の臨界期であり、丸暗記の特性がまだ残っているからです。しかし高校生ともなると、海馬においてエピソード記憶が芽を出しているので、ストーリー仕立てのほうが英単語を記憶しやすくなります。
英語の単語というと辞書を片手に意味を調べていくという方法が、学校の英語では一般的かもしれません。巻末に意味が載っていれば別ですが・・・。でも辞書で調べて終わりでは、「勉強したつもり」になって、実力にはなりません。調べた後は、ストーリーをイメージしながら覚えていくべきです。単語を反復するのではなく、ストーリーを反復して味わうといった感じです。そのなかで、英単語はしぜんと吸収されていくものです。また、そのような「イメージの土壌」ができたうえであれば、英単語だけを取り出してカードなどに書いて反復するという、従来の英単語暗記法も有効になることでしょう。
英語の単語を覚える方法は、TOEICやTOEFLなどで高得点をとるさいにも、英検(英語検定)1級、2級、3級などに合格するためにも避けては通れない関門です。そのために、いろいろなゲームやアプリ、ソフトが販売されていますし、無料ゲームもあったりします。電子辞書をつかえば、翻訳がぱっと一瞬で出るので、今は辞書よりも、こちらのほうを使う人が多いかもしれませんね。
中学入試にはありませんが、高校入試や大学センター試験、あるいはビジネス英語では、英語の能力が問われます。そのさい、どうしても無味乾燥な内容となるので、勉強の段階から、丸暗記という無味乾燥な方法と取らなければならないという現状があります。ですから、できるだけストーリー仕立てにすることが理想ではありますが、無味乾燥な覚え方も併用しなければならない場合もあります。そういったときは、できるだけストレスを少なくするために、声に出すと効果的です。英会話に興味を持つのもおススメです。映画を字幕なしで観たり、洋楽にはまってみるのも英語を好きになる、よいアイデアです。好きこそ、ものの上手なれですから。
目で見ただけでは「覚えたつもり」のことが多いですが、声に出して、それを自分の耳で聴くと、なぜか記憶しやすくなります。英語は、英文であれ、英単語の記憶であれ、どんどん発声していきましょう。この場合は、ネイティブと違っていても気にしなくていいのです。スピーキングは、また別に時間をとってトレーニングすればいいからです。目的を明確にして勉強することが大切です。